カイに言われるままに荷物を運び置く。
なんだか、カイの様子が変。
全然喋らないし、なんだかぎこちない。
でも、仕方ないのかな。
カイは、罰としてここにいる。
フランたちみたいに好きで騎士をしてるわけじゃない。
不本意なんだろうし、私たちとなれ合いたくはないんだろう。
少し、寂しいと思う。
私自身は、カイの事もう責めたりはしていない。
時々、あの時の夢を見てうなされたり、不意に思い出して怖くなることはあるけど。
それは、怖かった気持ちの事だから。
カイを知って、事情を知った今はカイに対して恐怖感とか嫌悪感なんてものはない。
命を狙われたのにって、人は想うかもしれないけど。
カイは十分に反省して、後悔してるのわかるから。
「カイ、風邪ひいちゃうからお風呂行ってきたら?」
「・・・ああ」
「私、タオルもってくるね」


