未知の世界3


進藤先生と看護師さんがきた。






「おはよ、かなちゃん。熱はどうかな?」







といい、先生が来る前にあらかじめ脇に入れていた体温計が鳴り、先生に渡す。






「うーん、37度5分ね。






だいぶ下がってるけど、安静にしててね。





ご飯はなるべく摂るようにしてね。





もちろん水分もね。






あっ、それから冷蔵庫の物が食べたかったら、ナースコールで看護師を呼んでもらっていいならね」






と最後にニヤリと笑う。






うっ、、






わざとだな。






「先生、、、ひどい。」






とポツリとつぶやく。






「ハハ。無理はしないようにね。
熱は下がってないけど、今日からまた吸入するから。





朝、昼、晩と吸入ね。」






ほんっとに鬼!?






なんでそんなに嬉しそうな顔して言うのかなぁ。






と私が先生を睨んでいると、







「そんなに怒ってもー、病気は治りませーん。」






まぁ、そうだけど。






「じゃあ、頑張ってね!」






といい、部屋を後にした。