進藤先生と看護師さんがきた。
「おはよ、かなちゃん。熱はどうかな?」
といい、先生が来る前にあらかじめ脇に入れていた体温計が鳴り、先生に渡す。
「うーん、37度5分ね。
だいぶ下がってるけど、安静にしててね。
ご飯はなるべく摂るようにしてね。
もちろん水分もね。
あっ、それから冷蔵庫の物が食べたかったら、ナースコールで看護師を呼んでもらっていいならね」
と最後にニヤリと笑う。
うっ、、
わざとだな。
「先生、、、ひどい。」
とポツリとつぶやく。
「ハハ。無理はしないようにね。
熱は下がってないけど、今日からまた吸入するから。
朝、昼、晩と吸入ね。」
ほんっとに鬼!?
なんでそんなに嬉しそうな顔して言うのかなぁ。
と私が先生を睨んでいると、
「そんなに怒ってもー、病気は治りませーん。」
まぁ、そうだけど。
「じゃあ、頑張ってね!」
といい、部屋を後にした。



