未知の世界3


その日、いつものように研修を終えて医局を出ると、夜の22時だった。



今日はニックも一緒に残っていた。



「かな、一緒に帰ろう。」



と言われ、途中まで一緒に帰ることにした。



「ね、そこしだけ座って話ししない?」



ニックが私に聞いてきた。



「いや、もう遅いから。」




と私は断ったけど、どうしてもとニックがしつこくて、私は渋々承諾をして、ニックのあとに続いて行った。



ニックが向かったのは公園だった。



こんなところに公園があったんだ。



そこは通りから少し離れたところにある公園だった。