家に帰ってからも私の中で興奮は冷め止まなかった。 幸治さんが私のことを好きであることを、今日初めてしっかりと言葉にして聞いた。 私が幸治さんに告白してから、何年が経つんだろう。 私たちって、これで、付き合ってるって言っていいの・・・? あ、でも幸治さんにとっては公に言われたら、迷惑だよね。 誰にも言わないように、今まで通り過ごせばいいかな。 そんなことを考えながら、部屋の電気をつけたまま、ベッドに横になっていると、部屋の扉が開き、幸治さんが入ってきた。