午後からの勉強、幸治さんがそばで教えてくれた。 いつもなら気にしない距離が、ものすごく気になった。 私が勉強机に向かって、椅子に座ってる。 その右後ろに重なるようにノートを覗き込む幸治さん。 シーンっとなった部屋に、いつも気にならなかった幸治さんの吐息。 耳にその吐息がかかる度にゾクゾクする。 ノートを指差す幸治さんの指は細くて綺麗。 その指に触れてみたいと思ってしまう。 もう私は、幸治さんへの想いが止まらなくなっていた。