未知の世界3


土曜日、ニックと約束の日。




昼前にニックの言う公園へ向かった。
約束の時間の10分前には着けるように家を出たが、約束の場所には、すでにニックの姿があった。



「ニック、お待たせ。」




「やぁ、かな。
今日は二人で遊べるね!」




ニックは嬉しそう。





「うん、たけるが来れなくなって残念。」





「そう?っていうか、かなってたけるとどんな関係なの?」




私は何も考えず、



「たけるは大学で一番仲のいい友達だよ!
もう一人仲のいい子はいるけどね。」




「そうなんだ。まぁいいや。
今日はここの近くのテーマパークに行くけどいい?」




「へぇ、そんなところがあるんだ。」





私はアメリカに来て数日、病院以外は全く外に、出てなかった。
久しぶりの遊園地に、心が弾んだ。





「じゃあ行こう。」





と自然に私の手を引いて行く。




ん?何だろうこの手は、、、。





と思いながらも気にせず歩いた。




途中、携帯がなった。




私が出ると、それは幸治さんだった。