「安心しろ。俺はこれからもずっとかなのそばにいるからな。」





と言い、私を抱きしめてくれた。
私も強く幸治さんを抱きしめる。
幸治さんの心臓の音を聞くと落ち着く。
アメリカに行って、お父さんたちになんて言われるかわからないけど、私はなんと言われようと、一生幸治さんを愛するって決めた。
何がなんでも。













それから数日。
とうとう私たちは日本を飛び立つ日がやってきた。
私とたけると幸治さん、そして他の大学のメンバーに病院のお医者さんたちも一緒に、飛行機に乗って、アメリカを目指した。





飛行中、隣の席の炊けるが、私の体調を終始気遣かってくれた。
もちろん幸治さんも、たまに私の席に寄ってくれて、私の様子を見に来てくれた。
そして、私は無事にアメリカに着くことができた。