進藤先生の車では、幸治さんが後部座席で横になり、私は助手席に座った。 というよりも、なかなか車に乗ろうとしない私は、無理やり押し込むように助手席に進藤先生に乗せられた。 助手席って、一番きついよ。 さっきから切れてるオーラがすごい。 「帰ったら、一通りの診察と検査をするからな。」 その一声で十分すぎるほど、これから何が待っているのか察しがついた。