「もちろん!なんで、検診が嫌なの?」 そんなこと、主治医の進藤先生に言える訳ないよ。 それでも医者になりたいんか?ってまた怒られるだろうし。 「まぁ、君のことだから、何か理由があるんだろうけど。 でも、検診に来ないのはダメだよ。もし君に、病気を治す気がなくなったとしてもね。 来週、必ず来るんだよ。 それから、傷は今日見せてね。」 と言われ、ハッと顔を上げると、進藤先生は手に鞄をもっていた。 まさか、ここで!?