未知の世界3


そんな抵抗もつかの間。




私は体が宙に浮き上がったと思うと、幸治さんに抱えられていた。




「往生際が悪いなぁ。お前が悪いんだろ?」




そうです。ごめんなさい。




でも、つかまりたくなかったの。








向かうは呼吸器内科の診察室。




その間の進藤先生は無口。




怖い。