朝、目が覚めると、目の前には幸治さんの顔。




私がもぞもぞしていると、それに気づいたのか、





「わっ!」





と声をあげて幸治さんが飛び起きた。




ん?なんで驚くの?




「ご、ごめん。」




へ?




「俺、何かした?」





ん?完全に覚えてないの?





「病み上がりなのに、、、、、何かかなにしたか?」





恐る恐る聞いてくる。





私は素直に、




「うん。」




と答える。




まぁ、キスまでだけど、、、、、されたと言えばされたよね。




「だ、大丈夫か!?発作は?傷は?」




あ、そういう心配。やっぱり医者だね、幸治さんは。




でも、昨日のこと全く覚えてないなんて、悲しい。




「本当に、覚えてませんか?」




「悪い、昨日はさすがに調子に乗って飲みすぎた。




飯は食ったか?」




そこから記憶ないの!?




「そこからっ!????」