未知の世界3


胸のドキドキが聞こえてしまうんじゃないかと思うほど、大きな音が鳴っている。




私を再び立たせると、帯を巻いてくれて、背中で可愛く結んでくれた。



私は近くの鏡台で一周その場で回って、背中の結び目を見た。



可愛く蝶ちょ結びになっている。



「うまくできただろ?」




「はい。ありがとうございます。」




「それより、顔が真っ赤だぞ。」




と言われ、鏡を見ると、耳まで真っ赤だった。



「そんなことで真っ赤になって。



先に言っとくけど、露天風呂は一人じゃ入れさせないからな。」



「え?」



何を突然!!



幸治さんと入るの!?



「当たり前だろ、病み上がりで風呂の中で倒れたら困るからな。」



本当に!?幸治さんと二人で!!!
そんな聞いてないよ!!恥ずかしいよ。



「今更恥ずかしがるなよ。俺、お前の裸を何回見たと思ってるんだ。」



とさらっという。



そうだけど、、、、ほとんど私の意識のない時だし。



どうしようどうしようどうしよう。



と考えていると、



「とりあえず、休め。」



と幸治さんに言われ、少し横になることにした。