「どした?なんか理由があるんやろ?もう怒んないなら言ってみ?それと、コウに謝ろ」


シノが優しく問い掛けるとカナミはゆっくりと立ち上がりコウ君を見つめ喋りだした


「ずっと好きだった...コウ君のことが。気持ち悪いことしてるって、自分でもわかるんだけど人より目立ってコウ君に気にしてもらえればいいと思ってた。写真とるのも楽しかった。引いたよね。嫌いだよね。こんな女」

「引いた。正直、引いた。」

「うん」

「でも、嫌いにはなってないよ。カナミちゃんのこと。普通に仲良くなりたいな。友達なろうよ」

「本当にごめんなさいっ!!!」


その日からストーカーの被害はなくなった。カナミとも普通に話す関係になった。