美咲のことなら、本人以外で一番知ってる自信がある。 「次のとこ、どんなだっけ?」 「あー、平均身長高め。まお、負けんなよ?」 「美咲がジャンプボールで取ってくれるでしょ?なら大丈夫。」 「まかせなよ。」 まおちゃーん、美咲ちゃーんという声のところまで走る。 「それでは、1年女子決勝。3組対6組の試合を始めます。礼!」