「…今、なんか失礼なこと考えたでしょ?」 「え、なんのこと?…頭つかみながら言うのやめてよー!」 次はないからね、と言いながら離してくれた。 「さて、あたしらもそろそろ行きますか。ここまで来たら…」 「優勝しかないよね。」 「男子には負けらんないからね。まお、次も期待してるから。」 「美咲もね。」 逆転勝利したらしい男子を見ながら移動する。 私たち2人はミニバス時代からずっと一緒。