君に愛の悲しみを。



ゆうに申し訳なくて、私は学校を休み始め、部屋に一日中引きこもっていた。


3日ほどたった夕方に、ゆうが礼音と一緒に私の部屋を訪ねてきた。


コンコン。


「花音?ゆうだけど、開けてもいい?」


「…」


私が黙っていると、礼音が「俺、リビングにいるから2人で話しな」と言って階段を降りていった。


「開けるよ」