「お、大川先生!」


寝起きからの登場で、心の準備ができていなかった私。

心臓がドクンドクンと大きな音を立ててる。


「体調どう?」


「あ、もう全然大丈夫です。今何時ですか?」


「もう放課後。7時間くらい寝てたぞ」


お前寝過ぎ。
そう言いながら柔らかく微笑む先生にまた胸がキュンってなる。

って、なんなのこれ!


「……体調悪かったの、もしかして俺のせい?」


「え……?」


先生、もしかして私の気持ちに気づいてる……?

私なんて答えたらいいの……?


答えが見つからない私はただただ俯いたままだった。


「最近そのせいでちょっと寝不足気味だったんだろ」


先生のことばっかり考えすぎて、眠れなかったことバレてる!?

どうしてーーー



「ケータイ小説倶楽部、解散しよっか………」