恋愛ケータイ小説倶楽部

「そろそろ終わろっか」


私は腕時計で時刻を確認すると、短針はもう6の数字を指していた。


プロット制作は今日で終了。


来週からは違う作業に取り掛かることになった。


「椎名って帰り電車だよな?」


「…はい?」


「俺、今日、ちょっと用事があって電車乗らないといけないから一緒に帰る?」


「え……!」


先生はニコッと笑顔で笑う。


「……はい」