「前からってそうなんだ……」
私は朝練がない時だけでも長谷川くんが一緒の電車に乗ってるのを知らなかった。
私、一人で変なことしてなかったかな。
今までの朝の電車で自分がしていたことを思い出すべく、記憶の糸を手繰る。
「前にも……今日みたいなことあったよね?」
「え……」
前って、もしかして
「椎名がお婆さんの荷物、持ってあげてんの、チラッと見たことある」
「あ、……そうなんだ」
あれ、見られてたんだ。
まさか誰かに見られてるなんて夢にも思ってなくて……
何だか一気に恥ずかしくなって
少し頬が火照ってくる。
私は朝練がない時だけでも長谷川くんが一緒の電車に乗ってるのを知らなかった。
私、一人で変なことしてなかったかな。
今までの朝の電車で自分がしていたことを思い出すべく、記憶の糸を手繰る。
「前にも……今日みたいなことあったよね?」
「え……」
前って、もしかして
「椎名がお婆さんの荷物、持ってあげてんの、チラッと見たことある」
「あ、……そうなんだ」
あれ、見られてたんだ。
まさか誰かに見られてるなんて夢にも思ってなくて……
何だか一気に恥ずかしくなって
少し頬が火照ってくる。



