恋愛ケータイ小説倶楽部

「ダサっって思った?」


「ううん。長谷川くんって、何でもできる完璧な人なんだと思ってたからただびっくりした」


「俺全然カンペキなヤツとかじゃないけどな。それを言うなら椎名の方が結構何でも出来るじゃん?」


「え?そんなことないよ」


「だって勉強だって運動だって出来るじゃん」


「運動だってそこそこだし、勉強だって理系科目はまずまずだけど、国語できないよ……?」


「でも、頑張ってるじゃん?そういうとこ……」


そこから長谷川くんは言葉を止めた。


「長谷川くん?」