先生はずるい。


そりゃ、先生は大人だからそういう過去があったっておかしくはない。


ショックはショックだけど。


それでもその部分を深く追求しようとすると、"大人"と"子ども"の線引きをしっかりとしてくる。


私が先生に対して興味がない時は歩み寄ってきたくせに。


いざ距離を縮めようとするといつも絶妙な距離間をとってくる。


近づけば近づくほど、これ以上この距離が埋まらないことに気づかされて。


ーー切なくなる。


求めれば求めるほど切ない距離を感じてしまう。