恋愛ケータイ小説倶楽部

ーー現在職員室の前。


教師に用なんて滅多にないことなのだからノックするのも無駄にいちいち緊張してしまう。


まぁ、ケータイ返してもらうだけなんだしね…


私はドアを3回ノックし、失礼しますと言いながらドアの引き戸を引いた。


職員室には全学年の担任と副担任の先生のデスクがある。


私は現在高校2年生だから、担任は席が真ん中らへんなはず。


すると、何やら女生徒3名に囲まれている椅子に座った男性教師が目に飛び込んできた。


席の状況から考えて、たぶんアレなはず。


私はその団体にゆっくり近づいた。


……やっぱり間違いない。



「先生、来ましたけど」