恋愛ケータイ小説倶楽部

「景色が見えるところまで歩こっか」


先生にそう言われ、私はそれに「はい」と頷いた。


二人で山道のような草で多い茂っているような道とは言い難い道を歩く。


先生が歩いているところを私はそれを追うように進んで行った。


しばらく行くと人工的に作られた展望台のような、少し開けた広いスペースが見えてきた。


展望台と言っていいほど立派なものではないかもしれないが、一応アスファルトで地面が埋められていて、そこから下に落ちないように手すりがつけられているような場所だ。