この時から、私の中に罪悪感が染み付いた


どうしてあんな事を口走ってしまてまったんだろう、とその日からずっと後悔した


謝りたくても、ただ元から皆芹沢くんを毛嫌いしていたから様子に変化が見てとれるわけでもないし、芹沢くんに変化があるわけでもなかった


相変わらず芹沢くんは教室のなかでは異質な存在感を放っていて、私がその罪悪感から解放されたのは、2年に進級して芹沢くんとはクラスが離れた時だった


失態は、時とともに風化した





何もなかったように、私はその後の一年を過ごすことに成功したんだ