入っていいのかどうか迷った。
そもそも、どうしてアラシさんがここにいるのかも謎すぎる…。
戸惑う私の顔を見て、アラシさんは微笑んだ。
その意味深な笑顔を見つめて、余計悩んだ。
「…とにかく、入ってみなよ。詳しいことは、緒方さん本人から聞いて」
じゃあね…とドアは閉められた。
カチャンと閉まるロックの音に、オロオロしてしまった。
手渡された黒い鍵は、鉄製の錠前でした。
振り返った先に見えるドアの鍵穴に差し込む際も、かなり勇気がいった。
根元まで差し込んだ鍵を左に回す。
差し込まれた穴の奥がクルリと回って、カチン…とロックが外れた。
90度ほど右に戻すと、鍵は抜けました。
丸い真鍮のドアノブを握りしめ、ドキドキする胸の鼓動を聞いた。
礼生さんのくれた手紙の追伸を思い出してしまった。
もしも直接会える日がきたら、覚悟しておいて欲しい…という内容だった。
(この部屋に入るってことは、あの続きがあるってことよね……)
病院内で受けた深いキスよりも先のこと…。
礼生さんの言いたかった覚悟とは、きっとそれに違いない。
ゴクッ……と唾を飲み込んだ。
いつかのような怖い思いだけはさせないで欲しい…と願いながら、ドアの奥へと入っていったーー。
そもそも、どうしてアラシさんがここにいるのかも謎すぎる…。
戸惑う私の顔を見て、アラシさんは微笑んだ。
その意味深な笑顔を見つめて、余計悩んだ。
「…とにかく、入ってみなよ。詳しいことは、緒方さん本人から聞いて」
じゃあね…とドアは閉められた。
カチャンと閉まるロックの音に、オロオロしてしまった。
手渡された黒い鍵は、鉄製の錠前でした。
振り返った先に見えるドアの鍵穴に差し込む際も、かなり勇気がいった。
根元まで差し込んだ鍵を左に回す。
差し込まれた穴の奥がクルリと回って、カチン…とロックが外れた。
90度ほど右に戻すと、鍵は抜けました。
丸い真鍮のドアノブを握りしめ、ドキドキする胸の鼓動を聞いた。
礼生さんのくれた手紙の追伸を思い出してしまった。
もしも直接会える日がきたら、覚悟しておいて欲しい…という内容だった。
(この部屋に入るってことは、あの続きがあるってことよね……)
病院内で受けた深いキスよりも先のこと…。
礼生さんの言いたかった覚悟とは、きっとそれに違いない。
ゴクッ……と唾を飲み込んだ。
いつかのような怖い思いだけはさせないで欲しい…と願いながら、ドアの奥へと入っていったーー。

