リリィの病室へ行かなくなって、俺は取りあえず、以前のように『OーGATA図書館』を再開した。
待ち兼ねてた客たちは、何かあったのか…と心配してた。
「…今日は友坂さんはいないんですね?」
いつだったか、彼女と話し込んでた男性客に問われた。
「…ちょっと体調崩しまして…暫く休むそうです…」
「そうですか…この厳しい暑さですからね…どうぞお大事に…と伝えて下さい。本についてまた語り合いましょう…と」
男性客は名前も名乗らず帰って行った。
彼女の好きそうなナイスミドル風の後ろ姿に、ジイさんの面影が重なった。
(…ったく!アイツはやっぱり男のことが分かってねぇ…!)
本のことになると、無防備になり過ぎる。
やたら彼女に接近してくる連中の中には、別のことを狙ってるヤツもいるのが分かってねぇ。
(…いっそのこと、司書やめさせるか……)
言った言葉を逆手にとって、それもいいか…と考える。
子供のように心の狭い自分に呆れながら、それでも彼女が守れるならそうしたい…と思った。
『OーGATA図書館』での時間は、ゆったり…としていた。
滅多と客の来ない時間帯は、特にのんびりしてる。
俺は、そんな時間の中で、溜めてた本に読み耽った。
部屋に帰ってからも読み続け、観たいと思ってたDVDも観て過ごした。
ついこの間、押し倒したばかりの彼女のことを思いながら寝る夜は寂しかったけれど、それも今だけだ…と我慢した。
待ち兼ねてた客たちは、何かあったのか…と心配してた。
「…今日は友坂さんはいないんですね?」
いつだったか、彼女と話し込んでた男性客に問われた。
「…ちょっと体調崩しまして…暫く休むそうです…」
「そうですか…この厳しい暑さですからね…どうぞお大事に…と伝えて下さい。本についてまた語り合いましょう…と」
男性客は名前も名乗らず帰って行った。
彼女の好きそうなナイスミドル風の後ろ姿に、ジイさんの面影が重なった。
(…ったく!アイツはやっぱり男のことが分かってねぇ…!)
本のことになると、無防備になり過ぎる。
やたら彼女に接近してくる連中の中には、別のことを狙ってるヤツもいるのが分かってねぇ。
(…いっそのこと、司書やめさせるか……)
言った言葉を逆手にとって、それもいいか…と考える。
子供のように心の狭い自分に呆れながら、それでも彼女が守れるならそうしたい…と思った。
『OーGATA図書館』での時間は、ゆったり…としていた。
滅多と客の来ない時間帯は、特にのんびりしてる。
俺は、そんな時間の中で、溜めてた本に読み耽った。
部屋に帰ってからも読み続け、観たいと思ってたDVDも観て過ごした。
ついこの間、押し倒したばかりの彼女のことを思いながら寝る夜は寂しかったけれど、それも今だけだ…と我慢した。

