傘と雨音




まあ脳内想像では私は完璧な人間な訳だけど。


現実はそうもいかず、
中二病を友人に怒られながら女子高生をやってる。




私は教室の窓から外を眺める。


そこには、もう見飽きた景色。

雲に包まれた空に、静かに降る雨。


突然光がさして、気づけばそこは梅雨の無い別世界!!
…とかなればいいのに。




私が雨を見つめて、あまりにもゲンナリしてたからか、

「つーむぎっ」


岡本(女)が私に後ろから抱きつき、
鈴は優しく微笑む。




「北海道はね、梅雨ないんだよ~?」


「なら私は北海道に暮らしたい」


「折角梅雨があるんだから、梅雨を楽しもう?」


「梅雨を楽しむって何。楽しみ方あるなら私は今、『梅雨だ!ひゃっほーい!』って両手あげて騒いでいるはずだ」


2人の温かい言葉も跳ね返す。




だって、梅雨なんて…梅雨なんてさ…


四六時中雨が降ってるだけじゃないか。