イスズは前にいる
シロの方向へと目線を向ける


するとシロは浮かない顔をしていた





『シロ…?』



イスズは何かマズイことでも
言ってしまったのかと思い一瞬、焦る





そしてもう一度シロの名前を呼んだ






『シロ?…ごめん
なんか気に障ったなら謝るよ……』


「ゃ…違げぇよ………

ふっ(微笑み)
ありがとな、イスズ…

意見が聞けてよかったよ(笑)」



『………( シロ… )』





さっきとはうって変わって笑顔を見せるシロ





イスズはなぜだか
シロがどこか無理をしているように見えた






「話し変わるが
ワシタカと闘ったみたいだな……」


『ぁ…うん、なんとか勝てたけど
ここまで来ると力の差が
自分と違うなって思い知らされる……』


「………なるほど
でも、あんま無茶すんな…膝のこと、聞いた」


『あ〜…
これは私の不注意とゆうか……

せっかくシロ達があんなに
練習付き合ってくれて望んだ闘いだったけど
結構キツかったよ(苦笑)』


「………大丈夫、なのか?」


『うん、あと一週間ほど
安静にしてたら完治すると思う……』







シロにワシタカの闘いのことを話した