そしてしばらくして…………



スー__

スー__

スー__




オオカミがイスズの手当てを終えた直後


イスズは疲れてしまったのか寝てしまった





「ふ〜;
まぁ、なんとか傷は治せたけど…


……膝はどうにもならんな、これは」





そう……


イスズの膝は
さっきのワシタカとの闘いで負傷してしまい
ここまでの状態はオオカミにも
どーもこーもできないほどだった







「……………………」







オオカミは一定のリズムで
気持ち良さそうに寝ているイスズを見つめる








「寝てたら普通の女の子やんけ…
これ以上闘う意味あんのか?……


四天王と闘ったとしても
その前にお前の身体が悲鳴あげて
動けんくなったら……っ……」








イスズの髪を触り優しく撫ぜる










そしてオオカミは
立ち上がり保健室を出ていった……