闘争少女【後編】完



『……これは私の問題だから』


「彼奴らには言わへんでええんか?
イスズの仲間やろ?」


『っ…言わない
迷惑…かけたくない、それに…

伝えたら絶対来て
私のこと助けると思うから
また、危険な目に合わせてしまうか…っ』








ガバッ___『!!!』
オオカミは急に立ち上がりイスズを抱きしめた






「何言うてんねん…
それが仲間ってやつなんちゃうんか?


じゃあなんでこの事俺には話したんや
俺は助けにこーへんとでも思ったか?


そんなもん……俺でも助けるわ!!!
せやから、1人で解決しようとすな!
イスズには俺らや友達がおるやろ!!」


『!!…オオカミ』







最後は大きな声で
精一杯の思いをイスズに伝えたオオカミ




その言葉にイスズは驚いた




言い終えたオオカミは
ゆっくりとイスズから離れ少し距離をあける







「……イスズがそれでも
1人で行くってゆうんやったら
この闘いには行かせられへん」


『な……!』


「せやから、条件がある!」


『条件?』








オオカミがだしたその条件とは……