『……これは私の問題だから』
「彼奴らには言わへんでええんか?
イスズの仲間やろ?」
『っ…言わない
迷惑…かけたくない、それに…
伝えたら絶対来て
私のこと助けると思うから
また、危険な目に合わせてしまうか…っ』
ガバッ___『!!!』
オオカミは急に立ち上がりイスズを抱きしめた
「何言うてんねん…
それが仲間ってやつなんちゃうんか?
じゃあなんでこの事俺には話したんや
俺は助けにこーへんとでも思ったか?
そんなもん……俺でも助けるわ!!!
せやから、1人で解決しようとすな!
イスズには俺らや友達がおるやろ!!」
『!!…オオカミ』
最後は大きな声で
精一杯の思いをイスズに伝えたオオカミ
その言葉にイスズは驚いた
言い終えたオオカミは
ゆっくりとイスズから離れ少し距離をあける
「……イスズがそれでも
1人で行くってゆうんやったら
この闘いには行かせられへん」
『な……!』
「せやから、条件がある!」
『条件?』
オオカミがだしたその条件とは……


