「ひゅ〜♪♪
朝から見せつけてくれちゃって!もー!
超ラブラブじゃなーいっ!!!羨ましい…」










と、声のする方へ振り返ると
そこにリノが立っていた










『うるさい………』

「も〜、ほんと嬉しいくせに(笑)
でもよかったじゃん!実ったんだよ?
好きな人に好きって言われて嫌なわけないでしょ?」

『………まぁ』

「あー、これでこの学校で更に
イスズのファンが増えちゃうね!!

シロくんもついてきちゃうと
もう効果抜群じゃない!!!」









すっかり先ほどの光景に興奮しているリノ


やれやれと隣で
歩く私をよそにひたすら喋り続ける




あ…、でも確か
リノってと私は思い出し話しかけた










『リノってツキとはどうなってるの?』

「///////」

『え、なにその顔……
人に言う割りに自分もやることやってるんじゃん』

「ち、違うよ!!!
そんな…もう付き合って
かれこれ8ヶ月経つなんて言えなっ…あ」

『へーーーーーーーー
先に行ってるね、教室………』










ボロが出たリノはその場に立ち止まる


でも私はそんなリノを放って
スタスタと歩き、置いて行った……











そんな私は玄関口で立ち止まり空を見上げた








『これからも私はマジに生きる』








そう呟いて玄関へと入って行った…………






















後編-完結-