闘争少女【後編】完







『こ、この嘘つきっ///!!』

「クク…(笑)」

『うぅ……//////』

「言ったじゃん
たっぷり思い知らせてやるって…

さっきもだし今朝も…
イスズ知らないとこで人を惹きつけてんだよ
簡単に言うとモテてんのお前」

『!?』









意地悪そうにシロはしてやったと笑う


そんなシロの言葉に
今朝のことや今までに起きた出来事を
巡らせてゆき、自分が周りを引き寄せている
ことに心当たりがあったのだ









『あ…………』

「イスズのことだし
女子生徒が絡まれてたら助けたりなんなり
してんだろ?」

『それはでも人として
当たり前の事をしているだけであって…』

「まだ女にらいいけど
男だと女のお前でも無理なことだってあんの

いろいろ経験してきただろうが…

はぁ〜、
このままほっておいたら危ねぇし
俺が一緒にいてやってもいいけど?」


『な、なにそれっ……』









馬鹿にされたような気分になるイスズ
むすっと膨れた顔をしシロを睨みつける


でもそんなものはシロには効果などなく
今度はイスズを腕の中におさめたのだ









『ちょっ///…はっ離せ!』

「や〜だ…離したくねーもん」

『い、意味わかんない…っ』

「だったら教えてやる……
俺、イスズが好き。ずっと前から好き。」

『っっ//////』









周りに聞こえない声で
イスズの耳元でシロは告白したのだ