「わかんねーなら…
あとでたっぷり思い知らせてやる」
『え…なんて言ったの?
もー、意味わかんないんだけど……』
と、シロ小さな声で呟いた言葉は
イスズには聞こえず
だんだんと聖華の制服を着た
生徒達だけが歩く道まで来ていた
ザワザワ____
するとなんだか周りが
イスズ達をチラチラと見ていることに気づいた
「イ、イスズせんぱい…///!」
『ん、なに……?』
「か、かか彼氏さんがいたんですか///?!」
『は?か、かれし?』
突然目の前に現れた
”せんぱい”と呼ぶ後輩らしき生徒に
声をかけられる
だがその生徒から
出てきた言葉にイスズは?を浮かべた
「だって…
手、手繋いでるし…しかも朝から一緒に
登校なんて……っ///
私達の憧れの先輩に彼氏さんがいるなんて!
ぜっっったいに応援します!!!」
その生徒はイスズとシロが
繋がれている手をみるなり
顔を真っ赤にしながらも前のめりに
イスズの顔を見、そのまま立ち去ってしまった


