闘争少女【後編】完




「面白いんじゃなくて可愛いんだよ(笑)」

『かっ///かわいいっ?!』

「見た目に反してさ…ギャップてゆうの?
まぁあとは…あの頃より垢抜け感じするし」

『え?そう、かな…何も変って』








途端にまた手を引いて歩き出したシロ








『ちょ、急にどうしたの?』

「歩いて話した方が早いから……」









そう言い私は歩きながら
横で歩くシロの横顔を見上げた









「中身は変わってねーみてーだけど
たぶん、他のやつがみたら
イスズは前より綺麗になってんだよ
イスズが思ってる以上に……

だからさっきの
ナンパ野郎に声かけられたんじゃね?
( ほんとは俺が殴ってやろうかと思った )」


『でもさっきのはたまたまで…』


「………(ほんと鈍感女)」


『シロ?』










そんな私の言葉に対し
今度は黙り込んでしまったシロ……









そんなシロの想いを
知らない私はまた首をかしげて名前を呼んだ