「面白いんじゃなくて可愛いんだよ(笑)」
『かっ///かわいいっ?!』
「見た目に反してさ…ギャップてゆうの?
まぁあとは…あの頃より垢抜け感じするし」
『え?そう、かな…何も変って』
途端にまた手を引いて歩き出したシロ
『ちょ、急にどうしたの?』
「歩いて話した方が早いから……」
そう言い私は歩きながら
横で歩くシロの横顔を見上げた
「中身は変わってねーみてーだけど
たぶん、他のやつがみたら
イスズは前より綺麗になってんだよ
イスズが思ってる以上に……
だからさっきの
ナンパ野郎に声かけられたんじゃね?
( ほんとは俺が殴ってやろうかと思った )」
『でもさっきのはたまたまで…』
「………(ほんと鈍感女)」
『シロ?』
そんな私の言葉に対し
今度は黙り込んでしまったシロ……
そんなシロの想いを
知らない私はまた首をかしげて名前を呼んだ


