目をつむった2人だったが
数秒ほど経っても痛みなど何も感じないことに気づき恐る恐る目を開いた


するとそこに写った光景は








イスズが黒い髪の男に
後ろから抱きしめられている状態だった







男達はその光景に驚き
目の前にいるイスズも驚いた表情をしていた








『だ…っだれ;?』

「真面目に学校通うんじゃなかったのかよ」










ふわりと包み込まれた腕の中
これも…あの時と同じ、殴りかかろとした所を
こうして止められたんだ




声を聞いた瞬間
その声が誰なのか言わなくてもわかった








『!!!…シロ?』

「正解(笑)」

『な…な、なんで?!』

「まぁ、ちょっとな…その前に」








シロは目の前に居る男たちを睨みつけた









「ほんといい歳してダッセーな
つか、俺のもんに手出すんじゃねーよばーか」








と冷たく言い放ち
イスズを腕から離し男たちに近づく








「「す、すすすみません;」」

「警察呼ばなかっただけでも感謝しろ
それと、二度とこんなことすんな」










それだけ言い残し
振り返ったシロはそのままイスズの手を握り







その場から去って行った