「実物(みもの)だな……」
「見に来れば?
俺とイスズが闘うところ……
俺が勝てばカロクが出る幕はない
負けるとは思ってないし、どう?」
「……考えておく」
そう言って
カロクは生徒会室を後にしようとする
「もし!…
もし俺が負けたとしたら
カロクはイスズと闘うのか?」
「……負けないんじゃないのか?
どういった吹き回しでそんなことを聞く…
俺は俺のやり方で闘うよ」
____ガチャ、バタン
カロクは振り返らずに
足早に生徒会室を後にした……
「…………なるほど」
そんな去っていった
カロクの後を見ようともせず
また窓に向かって外を眺める
「待ってろ……
もうお前の好きなようにはさせねー」
深い声で一人しかいない生徒会室は
夕日が暮れかかった、薄暗くなっていた


