「その翌日シロは何事も
なかったかのように俺たちの教室にきた」
「それから俺たちの関係ははじまったんだ」
回想が終わり
現実へと引き戻されるイスズ
話を聞いて、想像しただけでも
シロがとてつもない人物だと思い知らされる
「サドは知ってたんだよ
ブラックの代わりになるシロのことを
だからあの時、話しかけに言った…」
「話しでわかる通り
ナンバーが出したテストは
100人の連中を一人で倒せるかってこと
実力を試したかったんだろ……」
バルの次にワシタカが言った
全ての話が繋がったその瞬間…
イスズの胸の奥がキューッと苦しく締め付けた
『………っ;
でも…だったらなんで
テッペンなんかに…居るの…?
なんで…名前を…変えてまで…っ…
わけ、わかんない………』
混乱してもう訳がわからない
代わりのテッペンに居なくてはいけない人が
どうして普通の生徒のフリをしていたのか
どうしてあんな言葉をイスズに言ったのか…
【お前のテッペンへの道
この俺が見届けてやるよ(笑)】
ただの暇つぶしだったのか?
そしてこの後
ここから誰も口を開くことはなかった…


