『離せ……』

「いいから少し落ち着け!って」

「お前いいのか?
ここお前の学校だろうが…こんなとこで
暴れてみろ、停学なんかじゃすまねーぞ」

『……っ…そんなことわかってる』

「最悪…退学もありえるんだぞ?」

『……………………』

「今回は俺たちに任せとけ……な?」






そうバルはイスズに話しかけ
自らマルボロの方へと向かっていった







「俺も行くぜ、バル……」

「ふ(笑)
俺の右側はお前しかいねーよ、行くぞ」

「(笑)」





バルとツキはお互い笑いあった





「お〜い
マルボロ先輩こんなとこで何してんすか?」

「先輩もここに遊びに来たんですか?」

「あぁ?んだてめーら……
あー…2年のポンコツチームか今てめーらに
構ってる暇なんてねーんだよ、そこどけ」

「まぁまぁ、そんなこと言わず」

「ちょっと俺たちと話し合いません?」







マルボロの両サイドを確保する2人
このまま3人でどこか行こうと考えてる様…


イスズはそんな2人の姿をただ見つめる








「さささっ!行きましょー先輩!」

「可愛い女の子探しにでも行きましょ〜♪」





と、アカツキがマルボロの肩に手を置いた










バコーーーーーーン!!!___



強烈な音と共にアカツキは
マルボロによって教室へ投げ飛ばされた






「馴れ馴れしく俺に触んじゃねー…」

「ツキっーー!!!」

「てめーもだ、このポンコツ野郎共が」








ガシッ_



マルボロはバルの胸倉を掴み
最も簡単に持ち上げる、数センチ浮いた身体は
ほんの数秒後には廊下側のガラスを割り
バルの身体はそこを突き抜けていった……







シュン__バリィィーン!!!



『……ぁ…っ………;』








今、目の前で起こった事に身体が硬直する


落ちた……?


三階に位置する1年の階
そこからバルは落ちていったのだ……





周りのギャラリーが悲鳴をあげる






「「バルゥゥゥゥ!!!!!!」」





シャノとウォーカーは
すぐさま窓際から下を覗く






「おい!救急車っ!…っは、早く!」

「お、おう!!!っ……」









2人は慌ててバルが落ちた
一回の中庭へと急ぎその場から居なくなった