バタン____

部屋には男女が2人向き合うように立っている




そう、アカツキ達は解放され
マルボロによって運ばれていったのだ




イスズ自ら人質になる為に……






『これで、お望み通りだ』


「まだ終わってないから…showは」


『ならそのshowとやらを
私は力ずくでも終わらせあげるよ』


「ふ……ほんとむかつく
シキの為にも、ソラルさんサドさん…
そして会長……カロクさんの為にも
僕は負けられないんだ」




意を決し、ルスは拳を握りしめた


その独り言ともとらえられる言葉に
イスズは耳を傾けることはなかった…





ザッ!__





そして再び2人の闘いが始まった……





ドン!バシ!




ルスのポケットからは
3枚のコインが溢れ落ちる音が教室内に響いた





ダン!ガシャーーン!




そのコインが示す絵は
【裏】の絵が3つ並んでいた……




これは対戦前に
ルスが賭けた時と同じ裏がそこにはあった




この勝敗はもうこの時から
決まっていたのかもしれない




ルスはそれをわかっていながらも
やっぱり負けたくない
一新でイスズに向かって拳を振った……








バタ_______