闘争少女【後編】完






「通りで”ただの理科室”なわけだ
手間かけさせやがって……」



『あそこにアカツキ達は必ず居る』




そう言ってイスズは一歩づつ
その扉へと足を進ませていく…



カツ_カツ__



ドアノブに手を置き
そして右に捻り押し開ける



ギィィ_と音立てながらドアが開いていく



その瞬間……





パンッ!

パンッ!






何かが破裂する音が二発部屋に響いた





反射的に
イスズとマルボロは身構える





そんな暗かった部屋に電気が点いた








パチパチパチパチ!!!__




「お見事、よくここがわかったね
呼ぶ手間が省けてちょっと嬉しいよ…」







2人以外の声が部屋に聞こえた
よーく周りをよく見てみると…






ど真ん中の大きな
手術台のようなテーブルの上に
足を組みながらクラッカーを二つ持ち
拍手している人物の他に






椅子に縛り付けられてる
アカツキ、バル、ウォーカーの姿が目に入った






そしてその人物の後ろにもう一人…
手術台に横たわっているシャノの姿があった