あてもなく
とりあえず学校中を探し回るイスズ…



どこの教室にも
アカツキ達の姿はどこにもなかった





『はぁ…んはぁ、はぁ…
( 一体、どこに連れてかれたんだ… )』





その場に立ち尽くしていると
背後からバタバタと走る音が聞こえてきた




振り向くと、そこには………





「糞女っ…はぁ、はぁ…」

「イスズ…んはぁはぁ…」


『マルボロ…ワシタカ…
どうしたんだ、そんなに慌てて』





血相をかいて息が上がっている
マルボロとワシタカの姿がそこにあった



一体どうしたのかとイスズは2人に問う





「いいからこ来いっ!」


『は?ちょ、ま…私は今それどころじゃ』


「そのそれどころに
お前を連れてってやるっていってんの」


『それって……』


「お前が今、一番探してるもんだ」






イスズの手首を掴むマルボロ




そんな状況に
把握できていないイスズは
ワシタカは助言してもらい理解する






そしてそのまま3人は走りだしたのだった