するとまた1人、また1人と口を開いていく






「生徒会幹部…の
無情最強と呼ばれる、ルスに…」


「そいつがいきなりアカツキ達を
襲って、連れて行きやがったんだよっ;」





それぞれ悔しそうにそう話してくれた



イスズはなんとなく予想する




『( あの四天王の奴か
手も足も出なかったってか…… )』





自身の拳を握りしめ
イスズも悔しそうに顔をしかめた







『どこに連れてかれたか分かる?』

「申し訳ねーが、わからねー。」

「すまない!!!」

「あぁ、この通りだ!すまん!」

「アカツキ達を助けてくれ!!」





クラスの連中らが
次々にイスズへ謝罪し、その中で
”助けてくれ”と頭を下げられる





『騒ぐなっ、冷静になれ!

まず…誰に謝ってる
お前らが頭下げて謝るのは私じゃないだろ?

アカツキ達が戻ってきたら
全員……土下座して謝罪しろ、いいな』








連中達はその言葉に息を飲んで怯んだ







そしてイスズは
早々と教室を後にし走り出した