その日の夕方__オレスカ高生徒会室にて
「シキが動いたみたいです」
「そうか……」
ルスがサドにそう伝える
「いよいよだな……」
ソラルは少し期待を込めて呟いた
「カロクさんは観に来るのかな…」
「さぁな〜、気まぐれだし
一緒に来るってことはないんじゃないかな」
「……いずれ、カロクも観なきゃいけない
そんな闘いになると思うよ
でもそれあくまで最悪の場所。
俺たちはあの女がカロクまで辿りつけない
ように処分することが優先だ」
会長室の扉を3人は見つめながら話す
その中カロクが居ることを知りながら……


