教室を出たイスズの先に
もう一つ上へと上がる階段が目の前に見えた


するとそこには4人の人影が写る…




『はぁ…っはぁ、誰…?』



窓からの日の逆光で
顔までハッキリとは見えていない





?「お前があの時の……」

?「やっぱりそうだったんだ〜」

?「見た目以上だな」

?「………イスズ。
今度は俺たち”四天王”が相手だ

この上に行きたけりゃ俺たちを倒してみろ」






と最後の男が一歩階段を降りた時



逆光でぼんやりしていた顔が
ハッキリとイスズの目がとらえた





『………っ;?』





その男の顔を見て驚くイスズ
それはあの聖華文化祭で出逢った男だった


そして他の3人も同じく
一歩階段を降り、顔が露わになる……





『………………!?』




そこに立っていた3人も
聖華文化祭で出逢った男達だった



もう何がなんだかわからず言葉が出てこない



次はこの4人が相手?





「それじゃ……
気分が良くなって
怪我治してからまたおいで……
いつでも相手する準備はできてるから」






とだけ言い残し
その男を先頭に階段を上がっていき
他の3人も姿を消した