『もし本当に神と喋れる奴がいて
そいつがテッペンの使者になったら……』
「は?
そんなのありえないでしょ(笑)
どれだけその人を支持する信者がいない
限りトップになっても無理よ」
『もっとも……
しかも神頼みだなんて自分の実力で
闘わないつもらなのかもしれない…』
「……ねぇ、もしかして
まだ喧嘩吹っかけられたの?」
『あと1人…
そいつを倒せばテッペンにいける』
リノはさっきと表情を変えて
イスズを心配するように声をかけた
「無茶はダメだから…ね?」
『うん、わかってる
あとこの事は誰にも言わないで』
これまでのことで
周りに心配や助けてもらってばかりで
もっと強くならなきゃ…
とゆう思いがイスズにはあった
「どうして?」
『これは私だけの闘いだから…
みんなにはあんまり騒がれたくないってゆうか心配しないでほしいんだ』
「でも何かあったとき
誰がイスズを助けるの?」
『ほんとに大丈夫!…
私は…もっと、強くなる…なりたい
だから心配されなくても
助けもいらないそんな強い人になる』
「……………」
最後は言い返す言葉すら見つからず
黙ってイスズの話を聞いていたリノだった


