ジャー_

カランカラン__



台所で蛇口から水が流れる音
そして皿同士が軽くぶつかり合う……





時刻は午後23時を指そうとしていた





『( なんか普通だったな…
もっと暴れたり騒いだりするもんだと
思ってたけど……悪い意味で )』




お皿を洗いながそう思っていたイスズは
アカツキ達はお酒を飲んだりして騒いだりするものだと思っていたようだ



そんな時




「おい……」

『?………』



背後から誰かに声をかけられた




「今日はもういいから
お前はアイツ等と一緒に帰れ…」





そう言いながら隣に並んだのはシロだった




『え、ぃゃ…でもまだ…』


「いいつってんだろ……
こんなの俺だってできる
”何年”やってると思ってんだよ」


『……じゃぁ、これだけ洗ったら帰る』





イスズは少し考えた


まだあと数枚残っている洗い物を
このままゆう事を聞いて
帰るわけにはいかないと……




「はぁ〜…わかった
あいつらもまだ終わってないみたいだし
これ終わったら一緒に帰れよ?」





残りの洗い物に手をつけながら
イスズは思っていたことを口にした





『はいはい…なんかお父さんみたい』


「はぁ?」


『この前のときだって…
気をつけて帰れって寄り道すんなって』


「時間が時間だったからだろうが」


『心配…してくれてんの?
だったら大丈夫、私より
リノの方が心配だし平気だよ?』




そう言ってみせたものの……




「ばーか…
お前も心配される対象なんだよ
わかってんのか?……心配なんだよ俺が」



『?!…え……。』


「つーか
今日はじめてお前と喋った気する…

相変わらず小せえし口悪ぃな(笑)」




ポンポン___


イスズの頭に優しくポンポンと手を乗せる





『っ//////……』





すると