闘争少女【後編】完






「ほんじゃ〜ここで……
恒例のプレゼントルーレット〜☆って
ことでお前ら円になれ〜」


「いつ恒例になったんだよ!!!」





アカツキの言葉に対し
鋭いバルのツッコミが入る…さすがコンビ



ダイニングからリビングの方に移動し
皆、円になるようにを腰掛ける



そして自身で
用意してきたプレゼントを取り出す





イスズもこの前クローゼットから出てきた
シロへのプレゼントを取り出す





「ちょ、イスズ;!待って…
それシロくんにあげるプレゼントでしょ!」


『うん、そうだけど…何か問題でも?』


「………(唖然)

馬鹿?それはイスズがシロくんの為に
選んだものでしょ?
それをどうしてこんなルーレットで…
もしシロくんの手元に行かなかったら
違う人のプレゼントになるんだよ?」


『……あ(確かに)』


「はぁ〜…
他になんか持ってきてないの?」


『これしか…ない』






さて…一体どうしたものかリノは一瞬黙り込む






「今から音楽かけっから
音楽が止まったらそれが今日の自分の
クリスマスプレゼントってことで…
準備はいいかー?」


「いいよー」


「なんかドキドキすんな」


「変なもんじゃなきゃいいけどな(笑)」







男子達の方は只今テンションMAXだ
どんどん先に進めようとしていた……その時






「俺、用意してねーんだけど……」






なんとも空気の読めない言葉が聞こえてきた






「「「「はぁ〜〜っ!?」」」」

「あら………」

『……………』




四人は一斉に声をあげる




「聞いてねーし…プレゼント」

「は?俺ゆったよ?」



アカツキはシロにそうゆうのだが…



「ただ俺は
クリスマスパーティーするから
としか聞いてーし…
プレゼントまで用意しろなんて知らなかった」




と、シロは言った