闘争少女【後編】完





「なんでそのこと言ってくれなかったのー!」


『別に対したことじゃないし……』






さっきから1人小声で興奮しているリノ
イスズは至って冷静で一定のトーンで話す






「………ねぇ」

『?』

「シロくん
誰かと一緒に”住んでた”んじゃない?」

『まぁ、そう思うのが妥当なんだよな…
なんか隠してる』

「気にならないの?」

『別に…私には関係ないし』







そう、シロが誰と一緒に住んでようが
イスズには別にどうもしない…関係ない……



なんとなくシロの方に目線を向ける



シロの様子はなんだかんだ楽しそうに
アカツキ達と会話をしていた




それを見たイスズは「考えすぎかな…」
なんて呟く




そんなリノは少し
不満そうな顔をしながらイスズを見ていた







「おいー、2人で何話してんだよ!」


「2人が好きなケーキもあんぞー?」


「こんなんじゃいつも同じじゃん」


「こっち来れば?」




アカツキに続き
バル、シャノ、ウォーカーが輪に入っていない
イスズとリノを呼んだ






「今日はせっかくのパーティーなんだし…
楽しまなきゃね!?(笑)
その話はまた今度ってことで……
ケーキ食べよ!イスズ!!!」



『そうだね…ごめんね』









そしてあっとゆうまに
クリスマスパーティーも終盤へと差し掛かってきた頃