あたしは、その場に座り込んだ。


はー。怖かった。


あーなることは、いつもわかってるけど


いつも強引に一緒に登校する羽目になるので


あたしはもう諦めている。


はー。少しは初も分かって欲しいもんだよ。






……トントン。



何かの音が近づいてくる。



ふりかえった瞬間。



あたしは何か柔らかいものにぶつかった。


このとき、まるで運命の出会いをしたようでした。