それから父が死んで2週間。
冬休みが明け、3学期を迎えた。
弟は、学校へ行かなくなった。
弟には、特別仲よかった子がいなかった。
そんな弟を僕は、僕たちの輪にいれた。
ただでさえ、
そこまで楽しくないのに
父が亡くなった悲しみが
受け入れられない弟は、
学校に行く意味を失っていた。
それ以来、弟は家に引きこもるようになっていた。
僕は、いつものように接しようと
と思っていた。
が、
『蒼くんのお父さん亡くなったの?』
『事故死だって…。』
『蒼くんかわいそう。』
学校ではこんな言葉が飛び交った。
それから何日か経って
家に帰ると、
いつもは家に居ない母さんが
机にたくさんの住宅広告を広げて
難しい顔をしていた。
しかも、その広告に載る住所は
聞いたことのない場所ばかりだった。
「蒼、おかえり。」
さっきまで難しい顔をしていた
母さんは、僕に優しい顔でそう言った。
「その広告どうしたの??」
あ!そうなの!
と母さんは僕に話し始めた。
「父さんが亡くなってから、
母さんは今までの倍仕事しなきゃ
いけなくなって、蒼にも晴にも
たくさん迷惑かけてきたでしょ?」
そんなことないよ。って
僕はここで母さんに言いたかった。
でも、僕はこの時言えなかったんだ。
母さんは父さんが死んで、
1番苦しんだし、
1番悲しんだんだ。
なのに、ここまで1番頑張ってきたんだ。
僕は知ってたんだ。母さん。
知ってたんだよ。
「それでね、環境を変えてみない?」
「どこにいくの?」
「おばあちゃんのところに行かない?
あそこなら自然も豊かで
蒼にも晴にとっても、いいと思うの。」
「僕は母さんが行きたいところに行く」
「だから、僕は賛成だよ。」
「よかった。
でも、晴とも相談しなきゃだから、
まだ決められないと思って。」
冬休みが明け、3学期を迎えた。
弟は、学校へ行かなくなった。
弟には、特別仲よかった子がいなかった。
そんな弟を僕は、僕たちの輪にいれた。
ただでさえ、
そこまで楽しくないのに
父が亡くなった悲しみが
受け入れられない弟は、
学校に行く意味を失っていた。
それ以来、弟は家に引きこもるようになっていた。
僕は、いつものように接しようと
と思っていた。
が、
『蒼くんのお父さん亡くなったの?』
『事故死だって…。』
『蒼くんかわいそう。』
学校ではこんな言葉が飛び交った。
それから何日か経って
家に帰ると、
いつもは家に居ない母さんが
机にたくさんの住宅広告を広げて
難しい顔をしていた。
しかも、その広告に載る住所は
聞いたことのない場所ばかりだった。
「蒼、おかえり。」
さっきまで難しい顔をしていた
母さんは、僕に優しい顔でそう言った。
「その広告どうしたの??」
あ!そうなの!
と母さんは僕に話し始めた。
「父さんが亡くなってから、
母さんは今までの倍仕事しなきゃ
いけなくなって、蒼にも晴にも
たくさん迷惑かけてきたでしょ?」
そんなことないよ。って
僕はここで母さんに言いたかった。
でも、僕はこの時言えなかったんだ。
母さんは父さんが死んで、
1番苦しんだし、
1番悲しんだんだ。
なのに、ここまで1番頑張ってきたんだ。
僕は知ってたんだ。母さん。
知ってたんだよ。
「それでね、環境を変えてみない?」
「どこにいくの?」
「おばあちゃんのところに行かない?
あそこなら自然も豊かで
蒼にも晴にとっても、いいと思うの。」
「僕は母さんが行きたいところに行く」
「だから、僕は賛成だよ。」
「よかった。
でも、晴とも相談しなきゃだから、
まだ決められないと思って。」

